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新人への「教育」と「指導」のメリット・デメリット

新人への「教育」と「指導」のメリット・デメリット

上の立場に立つ人間にとって、”教える”ということはとても重要で難しいことです。

なぜ重要で難しいかというと、”教え方”によっては教えられる人の成長の仕方が変わります。

では、仕事の教え方は、どのようなものがあるのでしょうか?

教育と指導の違い

仕事の教え方には、2通りの教え方があります。

それは、教育と指導です。

この二つの違いがわかりますか?

では、教育と指導はどのように違うのでしょうか?

教育

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教育というのは、相手の能力を伸ばすことを指します。

教える相手が、自発的に行動を促すようにし、教えた知識を自ら吸収していき、独立や会社のためになるような人を育てることです。

自分で考えて行動できる人間にするために、常に相手に考えさせる教え方になります。

自発的に行動することで、問題解決能力や、判断力がつきます。

逆に、教えた相手が自ら考えて行動するので、相手が自分の意思とは違った行動をする恐れがあり、それがミスにつながる可能性があります。

指導

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指導というのは、教える相手を導くことです。

仕事において、決まった形を教えることで、「この場合はこうする」というような指導の仕方になります。

マニュアルのような教え方になるので、ミスは少なくなります。

しかし、この教え方は教育とは違い、自発的に行動を促してはいないので、ある程度の作業はできますが、その後の展開が想像できない人になってしまう可能性があります。

常に、上からの指示がないと仕事ができない、というような状態です。

では、人を育てる時は、どちらの教え方で教えるのが良いのでしょうか?

どちらの育て方の方がいいのか?

人を育てる場合、教育か指導のどちらの方が人が育つのでしょうか?

例を出して考えてみましょう。

  • 1時間で行う仕事を教える場合
  • 商品を売る場合
  • 接客業の場合

教育の場合

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1時間で行う仕事の場合

「どのようにして1時間でこの仕事を行うか」ということを相手に考えさせます。

「この仕事の中で一番優先順位が高いものはどれだろう」や「この作業をしてしまうと次はどうなるだろう」というように相手が動きながら考えられるように教えていきます。

こうすることで、仕事を効率よく行うことができるようになり、与えられた仕事以外の仕事も先を読み行動することができるようになります。

ただ、自分のスタイルを確立するために少々時間を労します。

商品を売る場合

どうしたら売れるのかを相手に考えさせ、自分なりの商品の売り方を考えてもらいます。

「商品が売れるには、初めに何をしたらいいのだろう」や「お客様が欲しいと思えるようにするにはどうしたらいいだろう」などを考えさせます。

自分なりの商品の売り方がわかると、それがその人の個性を育てることにもなり、自信にもつながっていきます。

この場合場数を踏む必要があるため、コツをつかむまでには時間が必要になります。

接客の場合

この例も同じで、どのようにすればお客様が喜んでもらえるかを考えさせます。

「飲み物がグラスの半分以下になったら、どのような行動をすればいいだろう」や「お客様が今何が欲しいのかを察するにはどうしたらいいのか」ということをお客様目線で考えさせるようにします。

もちろん考えたことがすべて正しい結果を残すわけではなく、失敗することもしばしばあるでしょう。

こうすることで、業種の中でも難しい”接客”という仕事を自ら考えてもらい、自発的に行動ができるようになります。

教育をする場合のメリット

  • 自発的に行動できるようになる
  • 仕事に対する考え方が増える
  • 仕事の効率化を図ることができる

教育をする場合のデメリット

  • 即効性のない教え方
  • 人が育つまで時間がかかる
  • 仕事のミスが多くなる

指導の場合

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1時間で行う仕事の場合

「1時間で仕事を行うためには、こういうふうにする」というように、一つ一つの作業の仕方を教えます。

「この仕事が終わったら、次はこれをする」と段取りを教えてあげることで、スムーズに作業を教えることができます。結果、ミスなく仕事をすることができます。

しかし、与えられたことしかできなくなる可能性があるため臨機応変な対応ができません。

商品を売る場合

「こういうふうに売れば、この商品が売れる」という教え方をします。

トークマニュアルを読ませ、お客様に買ってもらえるような会話を教え込み、お客様に商品を買ってもらいます。

誰でもできるような仕事なので、誰にでも教えることができます。

また、この方法で、どんなお客様でも対応できるようになります。

ですが、工夫をするということを学ばないため伸びしろには限界がでてきます。

接客の場合

商品の場合と同じで、「お客様に喜んでもらうには、こうすればいい」というような教え方をします。

これも、トークマニュアルや行動マニュアルを作って教えることで、誰にでも教えることができ、誰でもこの仕事ができるようになります。

指導の場合のメリット

  • 即効性がある教え方
  • 仕事のミスがなくなる
  • 誰にでもできる仕事になる

指導のデメリット

  • 指示を待たないと仕事ができない人が育つ
  • 仕事に対する考え方が変わらない
  • 一つの仕事しかできない

まとめ

どちらをとってもメリット・デメリットがあるため、一概に教育と指導のどちらが正解とは言えません。

ただ、あなたが人に教える時に”教育”と”指導”をうまく使い分けることが重要になります。

その使い分けとして

・教えられる側のスキル、性格

・業務内容

によるものが大きいと思います。結局のところあなたが、「どういう風に育てたいか」という点になるでしょう。

どちらにしろ、教え方が偏るのは良くありません。

教育と指導のバランスを保って教える方が、人が育ちやすいのかもしれませんね。

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