新学期を迎える学生にとっての一番楽しみなのがクラス替えです。
その一年を共に過ごす仲間が決まるわけですから、楽しみなのも当たり前です。
ただそんな期待を裏切るような残念なニュースがありました。
クラス分け案が生徒間でLINE拡散されていた 大分高校
大分県立宇佐高校で3月、新2年生181人のうち104人のクラス分け案が載った資料が、生徒に漏れていたことがわかった。新年度のクラスは104人中102人が資料通りだった。クラス分けは本来、始業式のある8日に生徒に発表されるはずだった。
きっかけは教室に資料を置き忘た?
ことのきっかけは新2年生が教室に置き忘れてあったであろう、資料を「LINE」で生徒間に拡散したことです。この拡散によって、21人の生徒が内容を見ました。
同教室でクラス分け会議が行われていたことから、教諭が資料を置き忘た可能性が非常に高いと思われます。
肝心な資料の内容は104人のクラス分け案のほか、1年時のテストの順位も載っていたということです。
クラス分け資料は立派な個人情報
クラス分け資料と一概にいっても内容な個人的なものばかりです。
テストの点が明記されていたり、あの生徒同士は同じクラスはNGといった内容も書かれている可能性は大いにあります。
しかも、104人中102人が資料通りだったことから、この資料の信憑性をあげてしまったことにつながります。
教委高校教育課の姫野秀樹課長は
「始業式でのクラス分けを楽しみにしていた生徒も多かったと思うので大変申し訳ない。学校側の個人情報の管理に甘さがあった。研修などを通じて指導を徹底する」
と話していますが、実際楽しみを奪ったことよりも、生徒一人ひとりにとって自分の情報が他人に漏れてしまったことは重大な問題だと思います。