11月28日、米国立衛生研究所(NIH)は「NES / T」というゲルタイプの男性避妊薬の臨床試験を開始すると発表した。
NES / Tは「プロゲスチン」と「テストステロン」という二つのホルモンを含んだゲルで、男性の肩から背中にかけて塗るだけで精子の量が避妊に十分なほど減少するというものだ。
臨床試験には約420組の男女カップルが参加し、男性は4~12週間ゲルを塗り、副作用がないことと精子量の十分な減少を確認した後、妊娠を防ぐ効果を検証するためのフェイズに移行する。
ここから52週間、カップルはこのゲルだけを避妊の方法とする。
ゲルの処方を中止した後も、男性はさらに24週間追跡調査される。
米国立小児保健発達研究所の避妊薬開発プログラム責任者ダイアナ・ブライズ氏は「安全で効果的で可逆的な男性向け避妊法は重要な公衆衛生上のニーズを満たすでしょう」とこの避妊ゲルの重要性を強調している。
鮫島コメント
避妊薬といえば女性向けというイメージがありましたが、男性用ゲルで変わるかもしれませんね。
身体に害がほんとうにないのか、気になるところです。
【引用元】
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-evaluate-effectiveness-male-contraceptive-skin-gel