自分の仕事が終わっているのに、まだ誰も帰ろうとしていない時、みなさんならどうしますか?
おそらく、ほとんどの人が気を使って帰ることをせず、一緒に残ると思います。
日本人らしいといえば日本人らしい感覚なのだと思いますが、それをしていると残業なんて減らすことができません。
今の時代は、残業のしすぎによる健康被害や残業代未払いといった、残業のあり方について見直されています。
今回の記事の内容は、暗黙のルールとも言えるこの残業の防止について書きたいと思います。
不必要な残業がある!気遣いをすることで残業は減る
残業をする場面というのはさまざまな状況があります。
急に仕事が入ったり、一人あたりの仕事量があり、完了するまで終わらなかったりという状況になることが多いと思います。
こういった場合の状況は、仕事の状況や部下の管理不足が原因だったりするのですが、そこを正すことで残業が減るのかといったら、その限りではありません。
仕事が終わっている部下が上司や先輩が仕事している中、帰りづらく残って仕事をしてしまうという不必要な残業を減らすことができるはずです。
なぜ、このような現象が起きているのか
日本には上下関係のつながりが濃く、上司や先輩が帰るまで帰ってはいけないという暗黙のルールが存在してしまっているのです。
これでは、部下の残業が増えるのは当たり前です。
仕事を終えている部下に対し、それを察知できない上の立場の管理不足になります。
部下が残業しているということは、不必要な残業代を支払っているということになり、会社からすると省きたい無駄でもあります。
また、労働時間が長くなってしまうという問題が発生してしまい、下手をしたら会社にブラック企業の印をつけられる可能性があります。
不必要な残業の原因
この不必要な残業はどのような原因があるのでしょうか?
一つ目は、上司や先輩などの上の立場の人が、部下とのコミュニケーションが取れているかどうかになります。
仕事と言うのは人間関係で成り立っており、コミュニケーションをとるというのは人間関係を円滑にするという役割があります。
上の立場の人間ほどコミュニケーション能力を高め、部下とつながりを持つことで、部下の労働時間をコントロールすることができます。
これにより、部下の無駄な残業がなくなるのです。
二つ目は、無意味な協調性があることです。
無意味な協調性とは、集団で会話をしている時に、自分が帰りたい時間やタイミングを言えずにそのまま集団に残って会話に参加してしまうということです。
おそらく、ほとんどの人はこのケースになってしまう人がいるのではないでしょうか?
その場の空気を崩してしまうのは申し訳ないと思って、その場に残ってしまう人が多いように思われます。
この2点が原因なのです。
では、この二つの原因の解決策は、どのようにすればいいのでしょうか?
不必要な残業を減らす解決策
一つ目の原因の解決策は、部下とのコミュニケーションをとることです。
コミュニケーションをとることで、部下の情報がいろいろと入ってきます。
プライベートのことから仕事のことまで話を聞くことができ、信頼関係を作れるようになります。
この信頼関係を作れると、部下の仕事状態の管理もしやすくなるので、仕事の終わっている部下に対し、帰ってもいいことを伝えやすくなります。
二つ目の解決策は、部下に対しての気遣いをするということです。
無意味な協調性のせいで、部下が残ってしまい無駄な残業が増えてしまっているのが現状だと思います。
部下からしたら、上司に「仕事が終わったので帰ります。」なんて言葉を言えるわけがないのです。
自分の意思を持ってこの発言をする人はいますが、おそらくごく少数の人しかいないと思います。
ほとんどの人が、「帰ります」発言ができないのです。
この言いにくい状態を作らせないように、上司は部下に対して、気遣いをしなければいけません。
まとめ
不必要な残業を減らすことで、
- コミュニケーション取れるので、社内環境が良くなる
- 会社は無駄な残業代を払わなくて済む
- 無駄な労働時間の削減
という会社にとっても、社員にとっても両方のメリットになります。
ちょっとした気遣いで、不必要な残業を減らすことができるので、日々の部下との関係を見直してみてはいかがでしょうか?