「二度目の人生を異世界で」原作者の発言でアニメ化中止に、小説版書籍は出荷停止


「二度目の人生を異世界で」は、まいん氏による「日本のオンライン小説」および「ライトノベル」作品です。
同作品は2018年にアニメ化が決定していましたが、原作者の不適切な発言(ヘイトスピーチ)が原因で炎上、出演声優が全員降板、アニメ化が中止、小説は出荷停止になりました。

経緯は下記から

そもそもの原因は…原作者の過去の発言

アニメ化にともない原作者の過去の発言を遡って調べた方が居たようで、それが発端となって
togetter.com/li/1232571″ target=”_blank” rel=”noopener”>中国のユーザ―にまで広がり炎上、今回の騒動に繋がったようです。

問題になって炎上/アニメ化中止までは、2018年5月末から6月はじめまでの間の話です。

過去の発言

謝罪表明

今回の過去の発言に対する謝罪とともに小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載している原作の表現にも問題があったとして、今後の対応を表明しました。

▼下記-謝罪表明
「該当する箇所の公開を停止し、二度と皆様に不快な思いをさせることの無いよう改めて内容を精査いたします。また、書籍版に関しても、該当書籍の修正を行えないか、出版社と相談いたします」

出演声優が一斉に降板を発表

先の件を受けて各出演声優さん達のプロダクションより6月6日に降板が発表されました。



出演声優に対して殺害予告があったらしい…

信憑性に若干かけますが、出演声優に対して殺害予告があったようです。

今回の騒動、アニメ市場が拡大する中国での今後の進出を考えての降板だと思われますが、上記の殺害予告も降板の理由のひとつなのかもしれません。

アニメ化中止と小説版出荷停止

HJノベルス(ホビージャパン)での出荷停止

※アクセスが集中しているため閲覧しにくいようです。

▼下記-HJノベルス『二度目の人生を異世界に』関しまして-より

株式会社ホビージャパンはHJノベルス『二度目の人生を異世界に』に関しまして、作品の中の一部の表現が多くの方々の心情を害している実情を重く受け止めております。

また作品の内容とは切り分けるべき事項ではありますが、著者が過去に発言したツイートは不適切な内容であったと認識しております。

当社は今後の当該書籍の取扱等につきましては慎重な対応をおこなってまいります。
ご不快な思いをされた読者をはじめすべての皆様にお詫び申し上げます。
ならびに書店、流通の皆様、作品にかかわる関係各位におかれましては、多大なるご迷惑をおかけします事をお詫び申し上げます。

出荷停止

また朝日新聞の報道によると「アニメ化が決まっていたライトノベル「二度目の人生を異世界で」の原作者が、中国や韓国に対する差別的な発言をしたとして、出版元のホビージャパンは6日、これまでに刊行された計18巻を出荷停止にすることを決めた」と発表されました。

書店、流通を含む内容に加えて出荷停止…
今後の販売停止/自主回収/絶版などを匂わせてますね…
※アマゾンなどからはまだ観れます。

アニメ化中止

声優陣の降板が表明された日の夜にアニメ化中止が発表されました。
※下記の画面が表示されるだけで、他は何も観れません。

まとめ-中国の圧力か…

・原作者および出版社からの謝罪
・出演声優が全員降板(出演を辞退)
・書籍化した1巻~18巻までを出荷停止
・アニメ化中止

今回は原作者の過去の発言(ヘイトスピーチ)から、作品までもが批難される形となりました。
過去の差別的な発言は容認できることではありませんが、アニメ市場の拡大やSNSの影響力なども大きかったのだと思います。
ただその人が書いた作品がアニメ化中止/修正/出荷停止というのは異例です。
小説(ライトノベルを含め)の多くはフィクション(fiction)なので、いくらSNSの影響力が強いからといって、ここまでなるものでしょうか…
中国市場を見越した行動ということですかね。
※最近の中国ゲームやアニメは日本人声優を起用しているケースが多いですし、bilibili動画の生放送のゲストで呼ばれることも多いです。

今後「安易な発言」や「反感」が原因で、「アニメ化中止/出荷停止」にならないといいですが…