大手電機メーカーがセンサー技術を使い、職場で働く社員の疲労度や眠気を判定するシステムの開発を進めている。
疲れている人に休憩を挟んでもらうなど健康に配慮しつつ、仕事の効率を上げる狙いだが「行き過ぎた監視では」という指摘も出ている。
パナソニックが開発中
パナソニックが開発しているのは、ノート型パソコン(PC)「レッツノート」を使ったストレスチェックのシステム。
付属のカメラで人の顔を認識し、脈拍の変化からストレス度を6段階で判定するという。
他にも顔の表情や上半身の動きなどから集中力を100点満点で採点する技術を開発中。
ストレスを抱えていたり、集中力を欠いたりしている人には自発的に休憩を取ってもらう運用を考えている。
担当者は「オフィスだけでなく、学習塾などにも販売していきたい」という。
ダイキンとNECは2020年までに実用化する
ダイキン工業とNECは社員の居眠りを防ぐ仕組みを2020年までに実用化する方針だ。
PCのカメラでまぶたの動きを追い、居眠りしそうな社員に向けてエアコンの風を強め、温度を下げる。これで眠気がとれ、仕事への集中力が高まるという。
鮫島コメント
ストレスや疲れを判断するのは効果的な方法だと思うが、これが実現して体調が悪いと判断された場合、どうなるのか。
開発状況より組織としての仕組みが気になりますね。