こんにちは。クロスボンバーのRyoMaです。
季節の変わり目は気温の急激な変化で風邪をひきやすくなっています。
そういう時に、病院からもらった処方薬や市販の風邪薬を服用する方が多いと思います。
何気に服用している風邪薬にも副作用があります。
多くの人は、処方薬は効き目に即効性があるから副作用が強い、市販薬は処方薬より効き目が軽いので、たいした副作用がないと思っていませんか?
それは大きな間違いです!
処方薬でも市販薬でも副作用は同じなのです。
そして、そんな市販薬でも副作用で死亡するケースが出てきているのです。
そんな思ったよりも怖い風邪薬の副作用についてお話しします。
思ったよりも怖い副作用の危険性
薬の副作用で死亡した例
平成 21 年度から平成 25 年度までの5年間に、製造販売業者から独立行政法
人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告された一般用医薬品の副作用報告数は合計 1,225 例です(表)。このうち、副作用で死に至った症例が 15 例、後遺症が残った症例が 15 例あり、一般用医薬品の副作用でも極めて重篤な状態に陥ることがあります。
引用 消費者庁
この1225例のうち風邪薬の副作用が400例、死亡した症例と後遺症が残った症例のうち死亡した症例が8例、後遺症が残った症例が9例を占めています。
いろんな薬がある中で、風邪薬が1/3占めています。
しかし、風邪薬を服用しそのまま副作用が発症して死亡してしまったら、その人が風邪薬を飲んだことを把握していない限り副作用とは気付かないですよね。
報告を受けた件数なので、実際に調べたらもっと出てくるかもしれません。
薬のCMで服用を促進させるようなキャッチフレーズがありますが、必ずしも風邪が治るとは一言も明言していないので、できるだけ多用な服用はせずに自然治癒で治した方がいいと思われます。
風邪薬による副作用の症状
風邪薬の副作用が眠気と認識している方がほとんどだと思います。
しかし、眠気以外の怖い副作用が報告されている例があるのでご紹介します。
スティーブンス・ジョンソン症候群
初期症状:高熱・目に異常がでる(充血、目が開けられないなど)・唇がただれる・皮膚が広範囲に赤くなる。
服用後、2週間で多くは発症しますが、1ヶ月経ってから発症するケースもあります。
この症状は死亡するケースがあり、救命したとしても視力障害の後遺症が残ります。
間質性肺炎
初期症状:息苦しい・空咳・発熱。
息切れや息苦しさ、発熱とした症状が継続していく病気。
血液に酸素が取り込めなくなるので、呼吸が苦しくなってしまいます。
この症状が進行していくと治療の効き目がなくなるので死亡率が高くなります。
肝障害
初期症状:黄疸・倦怠感・発熱・発疹・吐き気など
服用後は数時間で発症することもあれば、数ヶ月服用していて発症する場合がります。
肝機能が低下すると、意識障害や腹水が現れ、まれに肝障害が劇症化し致命的になる場合があります。
他にも、副作用による症状があるので、心配になった方は調べてみてはいかがでしょうか?
まとめ
市販薬でも処方薬でも風邪薬の副作用ってこんなに怖いんですね。
これからは、すぐに薬に頼らずに人間の自然治癒の力を使って風邪を治した方がよさそうですね。
風邪をひいて仕事を休めないからといって風邪薬のいつもより多く服用は厳禁ですよ!