バッテリーは充電すればするほど劣化し、電池の持ちが悪くなっていきます。
スマホやPCなどバッテリーの持ちが悪くなったことを理由に、買い換えることがしばしばあるかと思います。
劣化したバッテリーは、朝には満充電されていても、昼過ぎには充電が必要なくらい減っていたりします。
バッテリーの劣化は少し気を使えば抑えることは可能なのですが、今回アメリカの研究チームが根本的に解決できるバッテリーを開発しました!
20万回充電しても劣化しないバッテリー
米国カルフォルニア大学アーバイン校の研究チームが開発したバッテリーは20万回以上充電しても5%ほどしか劣化しないというもの。
金ナノワイヤ
その秘密は金ナノワイヤ。金ナノワイヤは髪の毛よりも細く電気を保存する広大な表面積を確保できます。
金ナノワイヤは壊れやすいのが難点でした。しかし研究チームは、細いナノワイヤを二酸化マンガンでコーティングし、アクリル樹脂のような電解質ジェルで包み込むことに成功しました。
結果、金ナノワイヤの保護と腐敗を防ぐことができました。
劣化知らずのバッテリー
こうして作られたバッテリーは通常の充電バッテリーの400倍、20万回以上充電しても5パーセントの劣化しかしない長寿命バッテリーとなりました。
単純計算となりますが、iPhoneを毎日充電した場合このバッテリーは300年間使えるということになります。
まとめ
この金ワイヤバッテリーはまだ実験段階のため製品化には時間を要しますが、早めの製品化を期待したいですね!
もしこのバッテリーがスマホなどに搭載されれば、バッテリーの問題が根本的に解決するでしょう!