韓国海軍駆逐艦が石川県・能登半島沖で海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題で、照射が2回にわたって行われていたことが12月22日明らかになった。
防衛省は同日、レーダー照射に関し「極めて遺憾であり、韓国側に再発防止を強く求める」との声明を改めて発表した。
政府関係者によると、P1は最初の照射を受け、回避のため現場空域を一時離脱した。その後、状況を確認するため旋回して戻ったところ、2度目の照射を受けた。
P1は韓国艦に意図を問い合わせたが、応答はなかった。照射は数分間に及んだとみられる。
韓国側は火器管制レーダーの使用について「哨戒機の追跡が目的ではなく、遭難した北朝鮮船捜索のため」などとしているが、海自幹部は「意図しなければ起こりえない事案だ」と指摘した。
防衛省によると、レーダー照射は12月20日午後3時ごろ、日本の排他的経済水域(EEZ)内で発生した。韓国駆逐艦は対艦、対空ミサイルを搭載していた。
岩屋毅防衛相が翌21日夜の緊急記者会見で公表し「極めて危険な行為」と批判した。
火器管制レーダーとは?
火器管制レーダーとは、砲弾やミサイルを発射する直前に、目標の位置や速度を正確につかむために使用される装置の総称です。
今回の件は、日本の「哨戒機」に数分間レーダーで照準を当てたことが問題になっています。
「レーダーで敵に照準を合わせた=撃墜する意思がある」ということです。
また自衛隊を含む軍事用の艦艇や航空機の多くは攻撃を回避するため、このレーダーで照射を受けた際にただちに感知する逆探知装置を搭載しています。
問題となった駆逐艦について
今回問題となった駆逐艦は「広開土大王(クァンゲトデワン)級」といいます。
韓国初の国産駆逐艦で1995-1998年ごろに3隻建造されました。
武装は、54口径127mm単装砲1基、ゴールキーパー、シースパロー、ハープーン、哨戒ヘリコプターなどを搭載しています。
P1を撃墜は可能だった?
搭載可能な装備と防衛省から発表から、P1の撃墜は十分可能だったことがよくわかります。
P1もフレアなど対抗兵装を装備していたと思いますが、撃墜されていた可能性のほうが高かったでしょう。
※攻撃の流れ的に「レーダー照射→数秒後に攻撃」なので、P1撃墜判定ですね…
鮫島コメント
逆探知できることは韓国側もわかっていたはずなので、何を考えているのか、思考がわかりませんね。
ちなみにP1哨戒機は対潜水艦装備をつけていますが、対艦装備を搭載することも可能です。
これがもし米国の哨戒機だったら…間違いなくレーダー照射をした韓国の駆逐艦が沈んでいたと思います。
平和の象徴「平成」も終わるということで…来年怖いですね。
【引用元】
https://www.sankei.com/politics/news/181222/plt1812220012-n1.html