スマホのバッテリー劣化を少しでも抑えようと、なにかしらのノウハウはありますが、特に有名な方法は「スマホのバッテリーを空にしてから(完全放電後)充電する」というものがあります。
これは、バッテリーにある程度充電されているのも関わらず、さらに蓄電させるのでバッテリーにとって負担が大きいからとの通説が出回っていました。
しかし、なにやらこの説が嘘だとの研究結果がでたようです!
スマホのバッテリー充電は「完全放電後」はNG!?
スマホのバッテリーを長持ちさせるためには完全放電してから充電すべし」という話はよく耳にするが、これは嘘だという。
「単3形などのニッケル水素電池では残量がある状態で充電するとメモリー効果が出て100%充電できなくなっていました。ですが、スマホで使われているリチウムイオン電池ではこうしたことはないので、残量がある状態から充電しても構いません。むしろ、完全放電後に充電すると電池の劣化が進むので避けるべきです」なお、100%充電後はケーブルを抜くのが理想だという。特に充電中の利用はNG。99%→100%のような細かい放充電が繰り返され、劣化に繋がるのだとか。
引用:日刊SPA!
この記事によると、スマホで使われてるリチウムイオン電池は電力がある状態で充電しても、バッテリーの劣化にはならないとのことです。つまり今までの説は単三電池が主流だったころの名残といったところでしょうか?
むしろ完全放電後の充電は劣化を早める原因とまでいっているので、まさに今までの常識が180℃も変わってしまいます。
むしろ劣化につながるのはバッテリー100%になっても充電を続けることなのだとか。
バッテリーは満充電になってもなお、充電ケーブルが刺さっていると放電し、また充電を繰り返します。それがバッテリーの負担になるので劣化を早めます。
もちろん記事にもある通り、充電中の利用は避けるべきです。先ほどの充電と放電の内容と同じで、バッテリーの充電と消費を繰り返すことになるからです。
まとめ
まさか完全放電後の充電は逆によくないとは驚きでした。
バッテリーの劣化を抑えるには
・完全放電後してから充電しない
・充電しながらのスマホ操作は控える
の2つのようです。
最近のスマホはバッテリーの取り外しができるものもありますが、まだまだ内蔵型の方が多く出回っています。バッテリーが交換できる機種については劣化し次第取り替えればいいのですが(それでも3,000〜5,000円ほどしますが・・)、内臓型は主にバッテリーの交換は修理扱いか、機種変更するしかないようです。
ですから、毎日の充電時に少し気をつけることで、それぞれのバッテリーの傷み方がに大きく差がでてしまいます。
スマホのバッテリーが1年くらいで消耗が激しくなっているあなたは、一度充電の仕方を見直してみてはいかがでしょうか?