人のモチベーションは仕事への取り組み姿勢や、仕事内容にも影響してきます。
人間なのですから誰しも、常にベストパフォーマンスで仕事ができるわけがありません。
時には元気いっぱいで仕事をバリバリこなす日があったり、かと思えば気分が乗らない日や、今日は早く帰ってゆっくりしたいと思う日があるわけです。
しかし、ビジネスの世界は待ってくれません。ノルマや納期などがあり、モチベーションなど関係なく仕事はふってきます。
そうなると大切なことは、モチベーションをある程度一定に維持することです。
モチベーションを常に最高潮にしておくのは難しいですが、一定にしておくことはかなり重要です。
また仕事がデキる人はないかしら自己流のモチベーションを維持する方法をもっています。
つまりモチベーション維持の方法を知っているのと知らないのでは大きな差が生まれるのです。
仕事へのモチベーションを維持する9つのコツ
1.達成しやすい目標をたくさん設定する
例えばあなたが訪問販売をしていたとします。
一ヶ月の目標契約件数は30件です。しかしあなたは頑張って外回り営業しますが、初めの3日間、全く契約を結べなかった場合モチベーションが下がってしまうと思います。
もしかすると、一日で5件以上の契約を獲得できるかもしれないのに、モチベーション次第でその月の達成を諦めてしまったりしていませんか?モチベーションがなくなると、外回りをするのにもおっくうになってきます。結果的に自らが達成に向かう意識を失ってしまうのです。
モチベーションを維持するコツとして達成しやすい目標を設定しましょう。
例えば一ヶ月30件なら休みを含め1.5件契約すれば達成です。一日1.5件なら、毎日やるべき数字が少なく、無理なく取り組むことができますね。その一日一日の目標を達成していくだけなのです。
それでも難しいと思うなら、視点を変えましょう。今日はこの街を全部回るとか、50軒インターホンを鳴らすとか、簡単に達成できる目標を設定しましょう。
モチベーション維持は小さなことの積み重ねです。いきなり、目標の数字を見るのではなく、コツコツとできる目標を作りそれだけは毎日確実に達成しましょう。
2.時間を決めて作業する
時間の使い方はモチベーションを左右します。
時間はみなさんにとって平等です。ですが、使い方によって差がでるところでもあります。
時間を決めて時間内に作業を終わらせるということが、モチベーション維持に効果的です。
先ほどの達成しやすい目標を作るのと同様に、達成感を味わえるからです。
モチベーション維持ができていない人は、「この作業はこれくらいかかる」という曖昧な時間設定をしますが、モチベーション維持に長けている人は、「何時間以内にこの作業を終わらせる」と具体的に時間設定します。
その時間内に終わらせるという”目標”ができることで、あなたはその達成に向かって頑張るはずです。つまり一つの作業にもしっかり目標を設定するということです。
アドバイスとして、ストップウォッチで時間を測ればより効果的です。時計とは違いより緊張感が生まれピリッと集中して作業ができます。
3.達成した時のことを想像する
目標の達成って気持ちいいですよね。頑張った全てが報われる瞬間です。
会社での評価も上がりますし、次にの目標につなげる自信にもなります。
それをイメージしてください。成功した自分や周りの環境をイメージすることで、楽しくなってきませんか?
成功のイメージや達成のイメージを持つことはモチベーション維持には必要不可欠なものです。
疲れて少し立ち止まってしまった時はイメージしましょう。
4.ルーティン作業を作っておく
モチベーションが下がってしまい何もする気が起こらない。そんなことがないように“いつも必ずやる作業”を作っておきましょう。程度はそれぞれありますが、その作業をしなければ気持ちが悪いくらいまでになるのが好ましいです。
何か新しいことを始める際に、なかなか体が動かないことがありますよね?しかし、始めてみると意外とすんなり事が運んだり、予想以上に時間がかからなかったりすることがあります。
つまり、何かに取り掛かる際のモチベーションが一番です。
そんな時に日課にしている作業があると、まずそこから始めることができ、スムーズに新たなことにとりかかることができます。
モチベーションでパフォーマンスにムラが出ない作業をルーティン化してください。
例えば、デスクの整理整頓、メールチェックなど簡単なものでいいです。
5.口癖に気をつける
言霊(ことだま)という言葉がありますが、口癖は自分のモチベーションに大きく影響します。
悪い例で言うと「疲れた」や「忙しい」などマイナスな言葉は自分のモチベーションを下げてしまいます。また周りの士気も下げてしまうことによってお互いが影響し合い、負の連鎖に陥ります。
逆に「よかった」とか「素晴らしい」を口癖とすることで、自分を鼓舞できたり、今やっている仕事の成果を再確認するこができます。
たとえ失敗や嫌なことがあってもあえてプラスの言葉を言うことで、悪いことの中にも良いところを探すことができます。
人間悪いことが続けば、モチベーションが下がるのは当たり前です。もちろん良いことばかり続くわけでもありません。だからこそマイナスをプラスに変える何かが必要なのです。
その”何か”で一番簡単なことは、口癖となります。
6.環境を変える
人間には環境適応力があり、場合によっては悪い結果を生むことがあります。その一つとしてモチベーションが下がることがあります。
毎日同じ時間に、同じ車両の電車に揺られ、同じ仕事をして、同じ時間に帰る毎日では飽きがきてしまいます。
たまには、カフェで仕事をしてみたり、歩いて会社に向かったりしましょう。
今からできる簡単なものとして、デスクトップの壁紙を変えることや、新しいビジネスバックやペンを買うなどすることでモチベーションが上がります。
7.誰かと競う
一人で何かを続けようと思えば、根気が必要になります。そんな時はライバルを見つけましょう。
ライバルがいるとやる気がでます。負けたくない気持ちは素晴らしい効果を発揮するのです。
同期や先輩後輩だれでもいいので、ライバルを見つけましょう。
お互いをライバル視することにより切磋琢磨し、よりモチベーション維持に効果があります。
8.何事も楽しんで取り組む意識をつける
誰しも楽しくないことはしたくないものです。
今の仕事でモチベーションが上がらないのは楽しくないからではないです。
テスト勉強中に少しの休憩のつもりで漫画を読み始めたら止まらなくなり、勉強がおろそかになってしまった経験はありませんか?
ほとんどの方が経験があるとは思いますが、この例ももちろん、勉強が楽しくないからで、楽しいことをして避けてしまうからです。
本能的に仕事=楽しくないものと思っている方が圧倒的に多いです。
ですがあなたのやっている仕事は全く楽しくものでしょうか?楽しいと思うまでは少し時間を要しますが、楽しくしようと意識を改善するかしないかで、違います。
仕事を楽しくしたいという意識があれば、楽しくなってきます。
意外と人間の脳ミソは騙しやすいものだったりしますよ。
9.モチベーションが上がらない時は思い切って休む
何も手がつけられないくらい、モチベーションがあがらないときはあります。
そんな時は思いっきり休みましょう。休むことも自己管理の一つです。もちろん休む時は「モチベーションを上げるため」など考えずにパーっと遊んでください。
ONとOFFの切り替えを大事にしましょう。ずっと働き続ければ、モチベーションは下がります。かと言って、いつまでも休んでいてもモチベーションは下がります。
休む時はしっかり休み、やる時はやる。それを習慣化することが大切です。
モチベーションはあなたの気持ちです。リフレッシュすることで上がるモチベーションもあります。どうにもならない時は思い切って休むことをおすすめします。
まとめ
モチベーション維持は自己管理の一つです。そして、維持するのは非常に難しいものです。
だからこそモチベーションにはムラがあり、維持できる人とできない人に大きな差が生まれるのです。
自分のモチベーション維持の方法がわかれば、それだけで素晴らしいことです。だからこそ、いろいろと試して見つけたら、習慣化してください。
もし私が紹介した「モチベーション維持するコツ」の中に、あなたにぴったりのものがあれば、大変嬉しく思います。