「失敗は成功の母」と言いますが、あなたは失敗を成功につなげることができていますか?
失敗からは成功よりも多くのものが手に入ります。失敗という経験はあなたにとって大きな財産です。
その財産を生かすも殺すもあなた次第です。あなたの失敗が続いているのなら原因は「失敗の原因を明らかにしない」からです。
なぜ原因を明らかにしようとしないのか
多くの人は「失敗」をダメなことと捉えています。もちろん上司に叱られたり辛いこともあるでしょう、かかった経費や時間は戻ってきません。
ですが、その経費や時間を無駄にしてしまうのかはあなた次第です。
失敗から目を背ける
失敗は誰しも避けたいものです。現実として捉えるのは辛いものです。
「一生懸命頑張ったのだから、これだけ経費をかけたのだから失敗するはずなんてない。」
心のどこかで失敗から逃げようとしていませんか?
「時代が追いついていない」、「もっと時間があれば最高のものが作れたのに」たくさんの言い訳がでてくるでしょう。
それを続ける意味はありますか?失敗から目を背けることが一番無駄なことなのです。
前に進んでいないと思う
「失敗は失敗。次があるから。」と失敗の経験をそのまま終わらせていませんか?
この思考の多くが停滞を恐れているからです。もちろん、失敗した後は必ず成功させたいと思うのは当たり前です。誰しもが挽回したいと思うでしょう。
失敗すればあなたの心の中は穏やかではないはず。そんな状態で過去のことを振り返っている時間は無駄。早く成功を手にするために、次の一手を打たないと。
この考えではきっと次も失敗してしまうでしょう。過去を振り返って失敗を分析するというのは”停滞”ではなく”前進”です。何度もいいますが、過去の失敗は未来の成功に繋がる大きな財産です。その財産を未来にもっていかず捨ててしまうのが正解なのでしょうか?
あなたの財産は磨けばもっと光ります。
偶然だと思っている
今回の失敗は偶然起こったものなのでしょうか?それでは次の成功は偶然おこるのでしょうか?それは違います。何かしらの道筋があって、その道に違いが生じたから失敗が起こったのです。
成功は狙わないと手にすることができないとわかっている人はたくさんいます。しかしなぜか失敗は偶然だと考える人も多いです。
不思議ですよね?成功すれば自らの力を褒め、失敗すれば偶然の結果だと思うのです。失敗が偶然なら成功も偶然になります。今まで成功した経験は偶然手に入れたものなのでしょうか?もし違うのなら、失敗も偶然ではないはずです。
あなたは失敗の原因を明らかにしない人の特徴にあてはまりましたか?
もし、当てはまったのなら以下の「失敗を成功にする原因追求方法」も合わせて読んでください。
失敗を成功にする原因追求方法
まず前提として”失敗を認める”ことが大切です。
まずは失敗したことを認めた上で分析しないことには、分析した内容を踏まえた次の行動ができません。しっかりと失敗したことを受け止め、成功のために生かす武器にしましょう。
1.失敗した理由を書き出す
まずなぜ失敗したのか考えられる理由を全て書きだしてみましょう。
頭で考えているだけではダメです。失敗した理由を可視化させることでより具体的な原因が明らかになります。
はじめは大まかな原因しか書き起こすことができないかもしれませんが、大まかな失敗の原因が集まるとその原因に紐付いた細かな原因が出てきます。
その細かな原因が本当の改善点になります。細かければ細かいほど良いです。
理由がたくさんあればあるほど次に活かせる内容が多くなるからです。
2.失敗理由に点数をつける
細かく出した失敗の原因に点数をつけましょう。
具体的に
・大きく失敗に関係した原因 3点 ・失敗に関係した原因 2点 ・もっと改善できる原因 1点
としましょう。
次に成功の点数を100点とし失敗の点数を引きましょう。
失敗が60点だとすれば、100-60=40点になります。
計算ができたなら「この40点は何か」を考えましょう。この40点は成功している部分になります。失敗したから見えてくる成功した理由が明確になり次の一手が打ちやすくなります。
3.成功までの道筋を再構築する
「1.失敗した理由を書き出す」で失敗の原因が浮きぼりになりました。
「2.失敗理由に点数をつける」で成功に必要な要素が明確になりました。
次は1と2を活かして「成功までの道筋」を作ります。
あなたは一度失敗しているので、同じ道筋たどらないでしょう。さらに失敗という武器と成功の鍵をもった状態での再出発です。
失敗した理由を書き出したノートと、成功の鍵となる要点を何度も確認しながら道筋をたててください。
道筋はステップごとにまとめ、段階を踏んでいきます。その都度、失敗した理由に当てはまらないか確認しましょう。そして段階をあげるごとに成功の要からぶれていないか確認しましょう。
そして、そのステップが成功に達した時、「成功の道筋」の完成です。
あとはその道筋をたどるだけです。もちろん、道筋にはなかったトラブルが発生することもありますが、成功のためにたてた道筋から、大きくぶれないように進めていきましょう。
まとめ
失敗は誰しもが経験します。むしろ成功より失敗が多いのはあなたも理解しているはずです。
だからこそ、その都度失敗を受け入れ原因を追求していくことが成功への近道なのです。
あなたの失敗を無駄にするか、財産とするかはあなた次第です。