部下に対して怒りを感じている上司の方は、とても多いと思います。
仕事ができない部下がいたり、遅刻を良くしてきたりなど様々な理由で、部下に対して怒りを感じているはずです。
ただ、その怒りを溜め込むのも自分自身の体にいいことではありませんし、一気に爆発してしまい部下を怒鳴りつけてしまうということが起きてしまいますよね。
こういったことが、部下に対して悪影響を及ぼす場合があります。
部下に叱りつける前に「怒り」を抑えることができるなら、部下に対して怒鳴りつけることはなくなり、溜め込むということもありませんよね。
今回は、「怒り」の抑え方についてご紹介します。
間違った怒り方
「怒り」という感情はあなたと怒りの矛先の相手に不利益なことは確かです。
怒りに任せて怒鳴りつけてしまうと、相手との距離が離れてしまうことにもつながりますし、社内環境も悪化するなどいいことは一つもありません。
怒りの矛先の部下に対して、上司はどのようなところにストレスを感じるのでしょうか?
上司が部下に怒りを感じる時
上司が部下に対して、怒りを感じている時は、
- 仕事ができていない
- 仕事が遅い
- 反抗的な態度
など、こういった理由が挙げられます。
この理由で怒りを感じてしまい、怒りに任せて部下を怒鳴りつけていませんか?
勢いに任せて怒鳴りつけているのであれば、今すぐその怒り方をやめてください。
その怒り方は、部下に対して意味のない怒り方をしていることになります。
勢い任せの怒り方は無意味
勢いに任せて怒る方法は、なぜ無意味なのでしょうか?
部下に対して無意味な理由は、
- 萎縮してしまう
- 二人の関係が悪化する
- 社内環境が悪くなる
など、の理由があります。
これでは、部下が退職してしまうリスクがあり、上司であるあなたがパワハラで訴えられる可能性すらあります。
勢い任せの怒り方は、デメリットしかないので、無意味ということになります。
部下を叱りつける前に「怒り」を客観視すべき
では、怒りを抑えるには、どのような方法があるのでしょうか?
部下に対して怒りを感じた時は、自分自身の怒りを客観視してみると、怒りが収まりやすくなります。
怒りというのは、自分自身を見失わせてしまう感情ですよね。
自分自身を見失わないためにも、怒りを感じた時にいかに冷静になれるかが、怒りを抑える方法になるのです。
冷静さを保つために、怒りを客観視するのが一番効果的なのです。
怒りを客観視する方法
自分自身が怒りに飲み込まれないよう冷静を保つために怒りを客観視します。
では、どのように客観視すればよいのかを説明します。
- 人や物事に対して、なぜ?と思う
- 自分が怒っている理由を考える
この2点だけです。
【人や物事に対して、なぜ?と思う】
相手や物事に対して、「なぜ、これはこうなったんだろう?」と考えてみてください。
こう考えることで、自然と自分自身に冷静さが戻ってきます。
だんだんと「怒り」という感情がなくなっていくはずです。
「怒り」に任して判断を下してしまうと、余計に悪い状態になってしまう可能性が高くなります。
この考え方をすることで、適切な判断を下すことができます。
【自分が怒っている理由を考える】
他人から言われた言動や起きた出来事で、自分のプライドやペースを乱されることによって「怒り」という感情を相手に対して抱いてしまいます。
そんなときに、「怒り」に任せて、相手に反論しても解決することはないでしょう。
自分が怒っている理由を見つけるというのも一つの手です。
自分のことをその場で振り返ってみることができ、冷静さを戻すことができます。
まとめ
「怒り」を感じたときは、冷静さを取り戻すことが重要になります。
自分に余裕がない状態で物事を考えてしまうと、自分の頭がオーバーヒートしてしまい混乱を招く原因の一つになってしまいます。
怒りを客観視することで自分に余裕を作ることができ、常に冷静を保てることができるので、自分自身が「怒り」に飲み込まれることはなくなります。
こうすることで、怒りを抑えることが可能になるのです。
「短気は損気」という言葉があるくらい、「怒り」という感情は損でしかありません。
「怒り」を抑えることで、あなたの長い人生を豊かにしてみてはどうでしょうか?