起業をするにあたって、経営ノウハウの取得や一人で会社を立ち上げる力ことは容易ではありません。
会社を立ち上げたのはいいですが、右も左もわからない状態で経営を進めていくと、すぐに会社が立ち行かなくなってしまいます。
そのためには、自分の苦手な分野や様々なことにおけるリスク回避をするために、ビジネスパートナーを作るという方法があります。(共同経営については「失敗しない共同経営とは 〜共同経営のメリット・デメリット〜」を参照してください)
しかし、ビジネスパートナーの選び方を間違えれば、会社のスムーズな運営ができず、不利益なことが起きてしまいます。
では、どのようにして良好な関係を築けるビジネスパートナーを見つければ良いのでしょうか?
ビジネスパートナーの見つけ方
昔からの知り合いをビジネスパートナーにする
一番確実なのは、自分の旧知の知り合いにお願いするという方法。技量もわかっていて気心も知れていますので、はじめから安心できることがメリットです。ただし、会社員時代から日頃、様々なところに顔を出し、人脈を広げておく必要があるでしょう。
引用:ALL About
昔からの知り合いをビジネスパートナーとすることは一番先に思いつくことだと思います。
しかし、私的にはよくない方法なのではないと考えます。
昔からの知り合いをビジネスパートナーとすることは、気心を知れているというメリットがあるかもしれませんが、気心だけでビジネスパートナーにしてしまうと会社の経営がよくない方向に行くのではないかという懸念があります。
なぜなら、ビジネスパートナーとの契約があやふやになってしまう可能性があるからです。
例えば「昔からの知り合いだから・・」と思ってしまい、その人とのビジネスパートナー契約を曖昧なものにしてしまう傾向が強いです。
「この仕事はきついから軽い仕事を任せよう」や「給料面は知り合いだし多く支給するか」など、してしまいがちだと思います。
これでは、ビジネスパートナーを旧友にする意味がありません。
あなたの起業した会社に、役に立たない社員を入社させるようなものです。
ビジネスパートナーとして、一緒に会社をたちあげるのであれば、お互いで話し合って、しっかりとした契約の内容を話し合わないといけません。
知り合いであってもビジネスの場なので、きっちりとした内容を決め、その内容を守ってくれるビジネスパートナーを見分ける必要があります。
ここでの問題は旧友と組むことが悪いのではなく、旧友との関係から生まれる曖昧にしてしみがちな部分についてです。
旧友といえどもしっかりとしたビジョンを持ちそれを共有し、会社にとって利益となる考え方をお互いがもてるかどうかが重要になるのです。
もし、シビアな考えがお互いに持てる関係性なのであれば、これほど信頼できるパートナーはいないでしょう。
日頃から人脈を広げるという点に関しては、パートナー選びの幅が広がるので、大賛成です。
サイトで探す
最近では、誰もがパソコンや携帯電話、スマートフォン等の通信機器を所有するようになり、ネットを通じてのコミュニケーションが盛んになってきました。そのため、インターネット上で情報を発信し、適切な人材を探すという方々も多いようです。例えばブログを作成し、仲間探しを呼び掛けたり、ツイッターやフェイスブックなどを利用して、情報発信を行う方法です。あるいは、起業仲間やビジネスパートナー発見サイトを利用するということも有効です。そのようなサイトの例に「MeetEntre」があります。このサイトでは、無料登録するだけで、ビジネスパートナー募集の記事を立ちあげることができます。地域や業種など設定することができ、求めるパートナーを募集することができるため、このようなサイトを通じて新たな人材と巡り合うことも出来るかもしれません。引用:U-NOTE
今の時代、ネットを使えば世界中の人とつながれる時代になっています。
ネットで探す場合は選べる人が多いことが利点です。
そのためにサイトを利用して、ビジネスパートナーを探す方法もメリットがあります。
ですが、「ビジネスパートナーを探すサイト」の信頼性があるかどうかを見極めなければなりません。
引用文に書いてあるサイト「MeetEntre」を例に考えてみましょう。
このサイトは、ビジネスパートナーの募集記事を掲載することができ、起業仲間やビジネスパートナーを探したり、見つけたりできるサイトになります。
募集記事の掲載の中には、ビジネスパートナーや起業仲間を探しておらず、派遣・契約社員の募集するということをする方がいる可能性があります。
掲載文は、あたかも起業仲間やビジネスパートナーを探している文言を使っているが、実際は雇用契約だったなんてこともあり得るのです。
このサイトは、そのようなことがないように、怪しい掲載記事は削除しているので、安心して利用することができます。
疑わしい募集記事をどのように扱っているかという点を注意しながら、ビジネスパートナー募集サイトを利用しましょう。
結論
やはり、ビジネスパートナーを置いている会社のほとんどが人脈の中から選んでいる場合が多いのが現状です。
つまり、あなたの周りにいる身近な人が、最高のビジネスパートナーになる可能性があります。自らの周りにいる人なので、信頼性は高いため選びやすいのでしょう。
その中でも一番近しい人間である家族をビジネスパートナーにしてしまうということがあります。しかし、これには重大な落とし穴があります。
理由として、自分の周りにいる人は、友人や家族など自分に似たタイプのが多くいるので、経営するにあたって、自らの不得意分野がかぶってしまうことがあり、その部分が伸びないことが多々あります。
また、その状態で事業を行おうと思うと、人脈の範囲が狭すぎるので、なかなか仕事に有り付けない可能性も考えることができます。
ビジネスパートナーを探す場合、簡単に見つかるなんて思わないようにしましょう。
簡単にビジネスパートナーを選んでしまうと、あなたにとっても会社にとっても不利益を与える存在になってしまう可能性があります。
こうならないいためにも、慎重に選ぶことが必要です。
また、ビジネスパートナーがどのような会社にいてどのような実績を残しているのかという点も見ておくと相手のことを信頼しやすくなるでしょう。